2002年9月18日
NO.13 『北朝鮮による 拉致問題に思う』

                            社会保険労務士 三宅裕樹
 冒頭にも書かせて頂きましたが、本来このHPは「政治・宗教」に関しては触れない事を誓って作り始めたものであります。
 しかし、9月17日の日朝会談の結果、「拉致問題」の結果が、ああいった惨い形で我々の知る処になりました。私も個人的に興味のあった問題なので、今日だけ最初の誓いを破り、政治について書かせて頂きます。
 私が、「拉致問題」を身近に感じたのは今から30年程前の中学2年生の頃でした。家族で、福井県の越前海岸を訪ねたのですが、ふと海岸の看板を見ると「この辺りで、不審な船及び人物を目撃したら・・・」といった看板です。最初は何の事か分からなかったのですが、兄の説明で看板の意味を知りました。子供心に、言いようの無い恐怖心を感じたものです。
 今から思えば、北朝鮮から日本には相当数の工作船(不審船)が日本に上陸していたのでしょう。海上保安庁も全てではないにしろ、相当数確認していたと思います。しかし、その工作船を一昨年には取り逃がし、先般やっと攻撃の末、撃沈させた訳です。 日本政府がもう少し早く、日本に接近してくる工作船に断固たる対応をしていたならば、今回の犠牲者はもっと少なくなったはずです。
 また、最も断罪されるべきは、日本社会党(現社民党)と共産党の議員ではないでしょうか! 社会党の議員団に関しては、北朝鮮を何度も訪問しているのです。彼らは、拉致問題を「でっち上げ問題」と認識し、調査おろか北朝鮮の言い分を鵜呑みにして、今日まで解決を遅らせた極めて重い責任を負っています。
 もしお時間がおありになったら、彼らが北朝鮮への食料支援を躊躇う日本政府を非難した論文をお読みになると良いかも知れません。論文の中には拉致問題を証言した北朝鮮の工作員を「そんな人物は存在しない」とか、日本政府が証拠も無い拉致問題を理由に食糧支援を拒んでいる状態を痛烈に批判しています。
彼らは、何を根拠にあのような馬鹿げた論文を掲げていたのでしょうか?
また、彼らは今になって小泉首相を非難していますが、私が思うに彼らに小泉首相を非難する資格はありません。反省すべきは彼ら自身です。
 日本社会党はつい最近まで「非武装中立国家」なる馬鹿げた理論を展開してきました。日本の安全は武力でなく、外交によって保たれるといった骨子ですが、昨日の歴史的事実の前に何と反論するのでしょうか?私とて武力を好む訳ではありません。誰よりも平和を望んでいます。しかし、他国の国民を拉致監禁して平然としている国家が身近にある以上、防衛の為の武力は充分に備えるべきです。
 もし、日本が以前より北朝鮮の工作船に対して武力行使を含む対応をしていたら。
 社会党・共産党の議員訪朝団が、拉致問題を真面目に取り上げていたら。
 度重なる北朝鮮の暴挙「大韓航空機爆破事件等」に国際社会が断固たる措置を講じていたら。
今回の結果は変わっていたかも知れません。

あらためて、今回犠牲になった皆様に心より哀悼の意を表します。 北朝鮮という悪質な国家の暴挙により、耐え難い苦痛と心ならずも死に至らしめられた皆さんの無念は察するに余りあります。我々は皆さんの尊い死を無駄にすることなく、北朝鮮の行った罪を明らかにし それを許した 金日成 金正日 体制が崩壊するまで我々は国際社会に訴えていく必要があると思います。
 その為には、北朝鮮と国交を回復し鎖国・情報統制下におかれている北朝鮮国民に正しい情報と世界の状況を克明に知らせる事が必要です。その結果、彼らが自分の置かれている状況を理解し、懸命な行動に出ることを見守る必要があるのかも知れません。