2002年12月23日
NO.15 『番外編 琵琶湖外来魚問題について@』
社会保険労務士 三宅裕樹
先日の北朝鮮拉致問題に続く、本業とは全く関係の無いコラムになります事をお許し下さい。
私は、先日来「琵琶湖外来魚問題」に深く関わる事となりました。最初は、「琵琶湖を戻す会」のHPを拝見したのが、この問題との出会いです。
そんな私が初めて琵琶湖に「外来魚駆除」に訪れたのが11月4日でした。釣りなどは30年程していませんでしたが、釣具を買い揃えて勇んで琵琶湖に向かいました。
その日は、琵琶湖を戻す会主催の「外来魚駆除大会」の日で、私も餌の「みみず」を受け取り、近くの水路に陣取って持参の釣具で釣りはじめました。 水面は穏やかで、子供の頃に小鮒と遊んだ岐阜の川と変わらない雰囲気です。しかし、そんな郷愁に浸っている時間は僅かでした。餌を投げ入れた途端にウキが反応します。慌てて引き上げると10センチ程の見慣れない魚が釣れておりました。「何だろう?」と思った矢先に「ああ、それがブルーギルですよ」と戻す会スタッフの言葉でした。成るほど、これを駆除するのか・・と気を取り直して再度釣りはじめます。その後、1日釣りを続けたのですが、釣れてくるのは全て「ブルーギル」でした。その日で50尾程釣り上げたでしょうか。
日本の湖で、それも特殊な餌を使っている訳ではありません。子供の頃に小鮒を釣った「みみず」で釣りをして釣れてくるのは全て外来魚! 日本の鮒やモロコ等全くお目にかかれません。
私も戻す会のHPで予備知識はありましたが、実際に自分で体験してみて「琵琶湖は異常だ」と実感をしました。この日から私は「琵琶湖外来魚問題」と深く関わる事となった訳です。
その後様々な資料を見て、琵琶湖の在来種が減少しているのは何も外来魚の為ばかりでは無い事。行政からの補助金(外来魚駆除対策費)を巡って様々な思惑が巡っている事等を知るに至りました。また、日本国内の湖・沼・池等が多少の差はあれど同様の問題を抱えている事も知りました。滋賀県においては、15年4月より外来魚の再放流禁止(いわゆるリリース禁止)条例を施行します。日本国内に「ブラックバス釣り」を愛好する方は相当な数に上ります。私も、個人の趣味に文句をつける気は毛頭ありませんが、無秩序に広まった「バス釣り」が日本の自然環境に少なからぬ悪影響を与えている事は事実のようです。
最近ではマスコミも「外来魚問題」を取り上げてきております。私も市民の立場から、この問題を考えていきたいと思います。
