2001年11月24日
NO.1 『法律の抜け穴について』
社会保険労務士 三宅裕樹
日本には憲法をはじめとして、実に様々な法律が制定されています。我々も、労務士という職業柄、労働基準法をはじめ、多くの法律に基づいて仕事をしております。 しかし、いかに周到に作られた法律でも、人間が作ったものである以上、そこに不備な点(法の抜け穴)が少なからず存在している事は明らかです。
事実、私も何件かは存在を知っております。 また、世の中には勉強好きな顧問先企業もあり、『三宅先生、この点(抜け穴ですなぁ)を、こう利用すれば・・』と、得意満面で話を聞く事も少なくありません。しかし、殆どの場合我々専門家から見れば、随分以前に気付いている点が殆どです。勿論、行政側では我々が見つける以前に、既に見つけている場合が殆どなのです。 世の中には、悪い事を考える御仁は以外に多いらしく、行政側でも対応を考えて、その抜け穴の先で網を張って待っているものです。勿論、違法行為でない本当の「法の抜け穴」も事実存在しますが、そんなものは極めて稀です。結果、どうなるかは改めて書く必要もないでしょう。
経済状況の悪化に伴い、『何とかして!』と考える時、あまり妙な考えはなさらない方が懸命です。悪い状況だからこそ、法律を遵守して行動をなさって下さい。「正義は勝つ」は実際の経営でも言える事なのです。
また、最近情けなく思うのは、我々労務士の中でも、目先の利益に目がくらみ、企業に違法行為(法律の抜け穴と称して)を勧める手合いがいる事です。
違法行為を勧める「士」業の人間に、ろくな人間はおりません。企業の皆様ご注意あれ。